複数の超党派米上院議員は、新たな米国ステーブルコイン法の実施過程で州規制当局が排除されている点について、財務省に対し州が連邦規制当局と同等の監督能力を証明できる明確な手続きを設けるよう求めた。
米ステーブルコイン発行者を規制するGuiding and Establishing National Innovation for U.S. Stablecoins(GENIUS)法は、財務省など複数の連邦金融機関により規制として具体化されつつある。しかし、共和党の上院銀行委員会暗号通貨小委員長であるCynthia Lummis議員が主導する超党派の議員らが火曜日に送付した書簡によれば、州規制当局が独自にGENIUS関連規制の推進を図る一方、連邦の取り組みは州側の期待に応えられていない可能性が指摘されている。
書簡には、「州の制度が連邦の規制枠組みと実質的に同等であるかを評価する財務省の最終原則は本プロセスにおいて極めて重要」と記されており、共和党のほか一部民主党議員であるAngela Alsobrooks、Catherine Cortez Masto、Kirsten Gillibrandらも署名している。「財務省は提案された原則を公表したものの、州の認証に関するタイムラインや手続きの要件には触れていない」とも指摘している。
この点により州政府は今後の対応に混乱を来していると議員らは述べている。彼らは暗号資産に関わる立法交渉の中心人物であり、上院で審議中の重要法案であるDigital Asset Market Clarity Actなどにも関与している。
書簡では、4月にステーブルコイン規制案を提案したスコット・ベッセント財務長官宛てに、「明確な手続き指針が不在の場合、認証プロセスが事実上将来の参加を妨げる方向で解釈・運用されかねないとの懸念が関係者から寄せられている」と指摘している。
現在、議員らは財務省に対し「申請、審査、認証プロセスの適用を明確化する書面による手続き指針」の策定と、プロセスに「明確なタイムラインと要件」を設けることを求めている。加えて、各州の立法府が独自のタイムラインで対応できるよう、柔軟性の確保も要請している。