Chilizは2023年、自社トークンの取引をホストする独自のレイヤー1ネットワークを展開していたが、現在は「オムニチェーン配布」と称する新たな形態へ移行している。
スポーツ特化型ブロックチェーンであるChilizは、70種類を超えるファントークンのラインアップをSolanaおよびCoinbase(COIN)が開発したEthereumレイヤー2ネットワークのBaseへ拡大している。
2023年に独自レイヤー1ネットワークを立ち上げたChilizだが、火曜日のXでの発表によると、現在は「オムニチェーン配布」と呼ばれるモデルへと移行を進めている。
同社は「Omnichain Fungible Token(OFT)標準を活用することで、ファントークンは統一された供給量を保ちながら各チェーン上に存在し、ラップドトークンや分断された流動性プールを不要にする」と説明している。
ファントークンは、スポーツチームのファンコミュニティのメンバーシップを示すデジタル資産であり、Chilizはこれまでに70種以上開発している。その中には、Paris Saint-Germain、Barcelona、Manchester City、Juventusといった欧州の有力サッカークラブのトークンも含まれている。これらのクラブは、スタジアムに足を運べないファンのエンゲージメントを高めるためにファントークンを活用し、保有者には限定報酬や選手のウォームアップキットの色など細かな項目について投票権が付与されている。
ChilizはSolanaとBaseへの対応拡大により、今夏開催のFIFAワールドカップに向けてファントークンの取引量が大幅に増加することを期待している。同社は既にアルゼンチン代表とポルトガル代表のトークンを提供しており、6月にはさらに多くのトークン発表が見込まれている。