ブルックリン区の検察当局とFBIは、米国在住のロシア語話者の被害者から数千万ドルを詐取したとされる暗号資産投資詐欺に関与する241のウェブサイトと112台のサーバーを押収または停止した。
この摘発は、ブルックリン地区検事のエリック・ゴンザレス氏によると、ウクライナやその他東欧諸国のオンラインインフラ及びIPアドレスを利用した詐欺ネットワークに対する3年間の調査を経て先週実施されたもので、現在のところ逮捕者の発表はない。
詐欺師らはロシア語のFacebook広告を用いて投資機会を約束し被害者を誘引し、その後、偽のアドバイザーが被害者に電話をかけて暗号資産の購入と詐欺的取引プラットフォームへの送金を促していた。
被害者が資金を引き出そうとすると、プラットフォームは口座をロックし、税金や手数料を名目に追加支払いを要求した。
ゴンザレス氏は、詐欺師らが「被害者の資金回復のための虚偽の約束で再び騙そうとした」と述べ、回収したデータによれば詐欺成立の数週間後に被害者に接触し盗まれた資金の回収を装っていたことが分かっている。
ブルックリン区のバーチャル通貨ユニットは過去にも暗号資産投資詐欺関連の400のドメインを押収・停止したが、代わりのサイトが次々に出現していた。
今回の捜査では東欧や米国の企業がホストする被害者データや詐欺運営に使われるソフトウェアを保存するサーバーを対象に、オペレーターによる新規サイト立ち上げを阻止する狙いがあった。
この事件は、FBIの年次報告書において2025年に報告された投資詐欺被害のうち暗号資産関連が約86億5,000万ドルを占める現状の最中に起きている。
インターネット犯罪全体のカテゴリーでも、暗号資産に関連する損失は合計約113億7,000万ドルに上り、全体の約54%の208億8,000万ドルを占めている。これら数字はFBIの集計に基づいている。
ブルックリン当局は約30万ドルを押収し回収を続けており、検察は一部の被害者が人生の全貯蓄を失ったケースもあると伝えている。